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工芸専門の美術館「国立工芸館」金沢に開館
2020/08/08

東京国立近代美術館工芸館が、金沢に移転し、「国立工芸館」として、2020年10月25日(日)より一般公開を開始そうです。
東京国立近代美術館工芸館は、1977年に開館した工芸専門の日本唯一の国立美術館です。コレクションは、陶磁・ガラス・漆工・木工・竹工・染織・金工・人形・デザインなど多岐にわたり、全国各地・近現代のあらゆる工芸分野約3,800点を所蔵しています。今回は、日本三大名園の兼六園を中心に、石川県立美術館・金沢21世紀美術館・鈴木大拙館などの文化施設が集まる「兼六園周辺文化の森」の中に「国立工芸館」として移転オープンし、コレクションのうち、約1,900点の作品も移転予定と言われています。
特別展「国立工芸館 石川移転開館記念展I 工の芸術─素材・わざ・風土(仮称)」
移転オープンに合わせて、国立工芸館の所蔵品から、「素材」「わざ」「風土」をキーワードにした展示を行います。各地方の工芸家がどのように「素材」「自然」と向き合ってきたか、 そして時代とともに「自然のイメージ」をどのように捉え直してきたかをたどることで、時代とともに変化する日本の「風土」を紹介する展示だそうです。
また、国際的に活躍する陶芸家・金子潤の作品《Untitled (13-09-04)》を展示され、さらに東京の工芸館の庭に設置されていた金工作家・橋本真之の作品《果樹園─果実の中の木もれ陽、木もれ陽の中の果実》も、金沢に移転されるそうです。
機会あれば、訪れてみたいものですね。

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