Menu
日本には四季がありますので
美術品の保存は 気を付けなければ品物によっては
傷みが進んでしまったり 価値が下がってしまう場合もあります
弊社でも お客様から買受た品物の管理には気を付けています
鑑定させていただく時に時々見るのが
代々受け継いできただけで
保存法など知らなかったために状態が悪く
ひどい場合は残念ながら買受ができなくなってしまった品物です
以前 兵庫県宝塚市に買受に行ったのですが
上村松園の掛軸があり
喜んで査定いたしましたが保存状況が大変悪く
買受はできたものの 高値をつけることができませんでした
物により方法はさまざまですが今回は掛軸の保存法について
掛軸は「湿気」とともに「急激な温度の変化」「乾燥」を嫌います
掛けるときには 直射日光 暖房に注意しましょう
また半年から一年以上掛けっぱなしにしていると「日焼け」「シミ」湿気による「反り」などができ
美術品本来の価値も下がってしまいます
たまに 巻き納めて休めるのが大切です
ずっとしまっている場合は 春、秋の晴れた日に虫干しをして湿気を取ればカビや害虫防止になります
古美術の査定依頼の時には共にこのようなアドバイスをすることもあります
古美術を楽しむためにお気軽にご質問をいただければと思います
鑑定のご相談、
お待ちしております!
多くの士業関係の方からも御依頼を頂いております。お気軽にご相談ください。