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今日は、春のうららかな日ざしが、顔をのぞかせた若草にも降りそそいでいます。
ぽかぽか陽気に、うたた寝してしまいそうになりました。
阪神地域、今日は20℃を超え、絶好のお洗濯日和となっています。
焼物の中でも、鮮やかな色彩に目を奪われるといえば、『九谷焼』です。
詳しくない方でも名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
石川県南部の金沢市、小松市、 加賀市、能美市で生産される色絵の磁器です。
「九谷五彩(くたにごさい)」と呼ばれる赤・黄・緑・紫・紺青の5色を中心に描かれます。
以前、有田焼の色彩豊かな陶磁器のことを書きましたが、「古九谷」と呼ばれる初期色絵作品群の産地については、有田の初期色絵作品であるという説が有力とされています。
どこが産地であっても、古九谷の絵画的な表現は、大胆な構図と自由な線描きを見せて力強く感じられます。
やがてこれらの手法を統合し、洋絵の具による細密な絵柄に金彩をほどこし、華麗な彩色金襴の世界を完成させたのが、明治時代の九谷庄三(しょうざ)です。
これは海外への輸出品としての評価も高く、それ以後の九谷焼の主流となりました。
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